発達コラム『数字のまなび』

こどもが学ぶと、
生活の中で理解できることがぐっと増えるのが『数の概念』

例えば、
時計を見せて「長い針が6になったら終わりにしよう。」と予告したり、
「あと1回やってみよう」と励ましたりするときに、
数字はとても便利です。

ですが、
こどもの成長段階によっては、
数の理解は大人と同様ではありません。

数字が好きなこどもでも、
数字の形の識別ができるようになっただけでは、
順序の概念量の概念 の理解はまだできません。

数字の順序が分かっているからこそ、
「時計が6になったら」の予告をされたときに、
今の時間(針の数字)と予告された数の距離感がイメージでき、
こどもの気持ちに寄り添った予告になるのです。

数量が分かっているからこそ、
「あと1回」というのが低いハードルであるイメージを共有できるのです。

数字のいろいろな意味合いをもう知っている大人は、
「6って言ったでしょ」
「1回だけなら頑張ってよ」
…なんて思ってしまうかもしれません。

こどもの今の理解度に立ち返って、
 🌷大人が表現した意味をこどもが受け取ることができているか?
 🌷イメージの共有ができているか?
を考えてみましょう

「今理解できていないからその声かけはやめたほうがいい」ということではありません。
こどもと大人のイメージが違うかもしれない、という視点を持って関わることが大切です。

そして、
数字の形の識別だけではなく、
順序や数量についての学びを積み重ね、
こどもの理解の幅を広げていきましょう🌱

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