教材の使い方│色で数をイメージする

🌈 数や順番を「色」でイメージする工夫

今回は、ウェブサイト『こどものことば』で取り入れている
「色と数」を結びつけた工夫についてご紹介します。

🔢 数字に「色のちから」を

『こどものことば』では、
0~9までの数字それぞれに、決まった色を割り当てています。
このルールを、時計やなぞり書きなどの教材にも反映することで、
数字や順番の理解がゆっくりな子でも、
色を手がかりに視覚的なイメージを持って取り組むことができます。


なぜ「色」がこどもの理解を育てるのでしょうか?

🧠 こどもの力を育てる工夫①

色は、多くのお子さんにとって
最初に出会う『情報の入り口』です。

赤・青・黄色・・・
身の回りの色に心を動かされながら
見る力感じる力を少しずつ育てていきます。

虹の色のようにカラフルな数字は
数や順番に親しみをもつきっかけになります。


🤝 こどもの力を育てる工夫②

数字がまだ読めないお子さんや、
覚えたばかりでイメージが定着しにくいお子さんでも、
「色」を手がかりに、大人と共通の理解が生まれます。

「色=数」とひもづけることで、
言葉で聞いたことや、見てわかる情報が
こどもにとってより印象的になります。


🔁 こどもの力を育てる工夫③

色と数字の対応に慣れてくると、
色そのものが『順番のヒント』になります。

たとえば、
「赤の次はオレンジ、オレンジの次は黄色」と、
順序を視覚的に感じ取る力が育っていきます。

じっくり見ることが難しいお子さんでも、
色による視覚的な手がかりがあることで、
必要な情報に気づきやすくなります。


🔢 こどもの力を育てる工夫④

2桁以上の数字は、1つのかたまりではなく、
位(けた)ごとの順序で構成されています。

10以上の意味がまだ理解しにくい段階でも、
桁ごとに色を変えることで、構造を視覚化できます。

2桁以上の数を順序立てて理解できるようになると、
カレンダー日付の感覚が育ちやすくなります。
日付の理解が深まることで、
「〇日後に○○がある」など、予定の見通しも立てやすくなります。


色で『数』や『順番』を伝える工夫を、ぜひご活用ください!

数字に対応する色は、
クレヨンや色鉛筆で身近に親しんできた色で構成されています。

『こどものことば』の教材と合わせて
ご家庭や支援の場でも、日常に取り入れられる工夫として
ご活用いただけたら嬉しいです。


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